2011年7月6日 |
長期リフレッシュ休暇もあとわずか。 ということで、梅雨の晴れ間を狙ってU川釣行を決行。 今回は、U川でも一般の釣り客がほとんど入ることのない源流部の初夏を楽しんできた。 ダム湖の駐車スペースから40分ほど歩いたところにある出合から入渓。今回は沢用タイツも新調した。これが威力抜群まったく寒くない。 この入渓点の直ぐ先は、これまで数多くの尺岩魚をあげたポイントであるが、なにゆえか今日は反応がない。 ここから15分位チャラ瀬を歩くといいポイントが現れる。 ここで10匹ばかり釣り、そしてまた渓へと放してやる。27,8センチの型ぞろいだ。 朝の時点では、多少通常より水量があったがのでこの淵の通過を気にしていたが、腰程度の深さで難なく通過。 N滝出合〜Y又沢出合までの中間点 ここからY又沢出合まで15分と言ったところだろうか。ここまでは、廃道の登山道跡がはっきりしているので、山づたいでも入ることができるが、途中入渓点がほとんど無いためいわゆる竿抜けしている区間である。 右(左岸)からのY又沢を過ぎると、谷が深く切れ込んだいわゆる飯豊の沢らしいくなる。ここからはへつりや泳ぎが入ってきたり、遡行後に出られる登山道等がないため、沢のぼりの人もいないし本当に入渓者が少なくなる。途中までは地図上に廃道跡が記載されているが、非常に不明瞭で分かり辛い。 Y又沢〜IM沢までの区間 右(左岸)から流れ落ちる大きな滝が見えたら本日の予定行程の3分の2まで来たことになる。 ここから先の魚影の濃さは半端ではなかった。歩いている側を悠々と泳ぐ岩魚たちを沢山見ることができる。 IM沢出合の2段滝 沢山の岩魚たちと遊びながらゆっくりと遡行を楽しんでいると、本日の正念場, 泳がないと進めないゴルジュに到着。教えていただいたところによると、高巻きも出来る様であるが、天気もいいし泳ぐのも楽しいのでそのまま突破することにする。 私が泳いでいる対岸には岩魚も上流に向いて泳いでいた。 泳ぎ着いた先には大きなスノーブリッジが冷気を吐き出している。 本来はスノーブリッジの下をくぐるのは危険である。直前で雪の状況を詳細にチェックして、急ぎ足で下を通過することにした。 できれば、高巻きたいものである。 今くぐった雪のトンネルを上流川の出口の先から振り返って見た。 ここまでくれば、あと200mくらいで本日の目的地の本流の滝である。 しかし、いいポイントがつづく、一人で釣るのがもったいない。 左(右岸)から流れ落ちる無名の滝 お昼になりようやく目的の滝に着いた。この滝名前はあるのだろうか? ここまで、いいポイントが多数あるにも関わらず竿をあまりださずにきてしまった。もう少し釣りを楽しんでもよかったかな・・・・。 この滝は大きな淵を形成しており、いかにも大岩魚が居ついていそうである。 早速滝の左側へ餌を投入。10秒もしただろうか、ゴツンといった感じの重いあたりが伝わってきた。 竿を立てると、暴れることはなかったが、まるで錘を滝つぼに沈めていくかのように引き込まれていく。 しかし、これは予想されており、そのため仕掛けも1号通しで作ってあるので慌てない。 じっくり遊ばせて頂いてから取り込んでみると「でかい!」。40センチを超えたかなと勝手に想像しながら計測すると38センチであった。 これまでの記録が、やはりU川で釣った35センチだったので、記録更新である。 では、彼の精悍な顔つきを見ていただこう(なんとなくサバのようでもある)。そして、とりあえず後ろにあった水溜りに放して見物することにした。 この滝の上流には、再び雪渓が残っていた。水量の少なくなる秋に舞茸狩りでもしながらまた来たいものである。 上流はこんな感じです。この流れにも大岩魚が泳いでいました。 朝から往復10時間の行動であった。なんだかんだ言って1日で40匹くらい釣っただろうか、全て沢へ返してやったのだが、このうち2匹だけは、針を飲み込んでしまっていたため、口の辺りでハリスを切ってあげて、魚の咽をできるだけ痛めないようにして放してやった。 遡行を楽しむというのではなく、つりをメインに考えるなら今回の入渓点より上流のY又沢出合から入渓しIM沢まで沢伝いですっ飛ばし、そこから釣りあがると時間の節約になるし、必ず大物に出会えるだろう。 帰りは、基本的に流れにまかせて泳いで帰ったので、1時間足らずでY又沢出合に到着、車へはそこから1時間弱であった。 釣りと登山へ |
|