熱海旅行2008.10.13



2008年10月13日〜14日
体育の日の3連休です。当初の予定(勝手なお父さんの予定)では、木曽駒ケ岳の千畳敷カールか上高地辺りに行くはずだったのですが、家族会議の結果、温泉に行くことに変更。
行き先を色々考えましたが、結局熱海に行くことにした。熱海と言えばたいした距離ではないが、我が家の者は実は誰も行ったことがないのだ。
私も10年以上前に職場の旅行で訪れる機会があったのだが、旅行当日に入ったやんごとなき事情により行けなかったのである。今でもよく覚えている。あの日は、結局、仕事が終わって家に帰ったのは、翌日の朝4時であった。

そして、今回、熱海である。しかし、熱海で温泉に入るだけではあまりに芸がない。そこで、ちょっと足を延ばして熱川まで行くことにする。目的地は、東京近郊に住む人なら子供のころ一度は(多くは一度だけ)行ったことがあるという「熱川バナナワニ園」である。
今回の旅行のコンセプトをあえて挙げるならば「○○といえば」といったところであろうか。

10月13日(月)
午前8時30分過ぎ家を出て東急で横浜へ向かう。熱川までの移動は自他共に認める鉄ちゃんである筆者が計画。横浜−熱海間はJR東海道線のグリーン車を利用する。踊り子号も良いが、各駅停車のG車というのも案外ゆっくり出来ていい。さらに連休最終日とあって下りの利用客は殆どいない。
 二階からの景色は最高!

横浜から熱海までは約1時間半あるので、横浜駅で買い込んだ崎陽軒のシュウマイ弁当を食べる。本当は大船軒の鯵の押し寿司が欲しかったのだが、横浜駅では見当たらなかった。残念。
小田原を過ぎると右にまだ青い実をつけたみかん畑、左にはきらきら光る相模湾を見ることができる。


丁度お昼に熱海駅に着く。10数分の乗換えで伊豆急下田行きの普通電車に乗り換える。この電車もただの普通電車ではない。伊豆急行ご自慢の「リゾート21黒船号」が使用されているのだ。
この車両は、中間車は椅子が海(東側)を向き、先頭車と最後尾は展望席が着いている。しかし、普通電車なのでもちろん乗車券のみでどの席にも着席可能だ。
 リゾート21黒船号

伊東線の車窓はやはり進行方向(伊東に向かって)左側の席に限る。この電車もその選択以外には認めないと言わんばかりの席配置である。
伊東までは横向きの椅子で景色を堪能する。いい感じである。


伊東からは先頭車両に席を移して、電車でGO!状態である。私も内実相当興奮状態であった。家内から「すっごく嬉しそうな顔をしている」と指摘されてしまった。
 

熱川駅に予定どうり到着。駅から歩いて3分で、サボテン園と並び伊豆観光の古典的名所(であると勝手に私は思い込んでいる)熱川バナナワニ園についた。


園内には、予想りバナナがありワニがいたが、実は子供達に好評だったのは、ワニではなくワニ園の奥の方にいた「おはよう!」と可愛い声でしゃべる大きなピンクのオウムと眠そうなレッサーパンダであった。
バナナワニ園、それでいいのか!
園内の写真を何点か載せておこう。しかし、ワニという動物、何を考えて生きているのだろう。全く動く気配がない。
 

八景島のパクリ?
 トンネルの上部にガラスが張ってある

 バナナ林にて

熱川駅前(熱海駅前にもあるが)には足湯があったので、試してみることにする。これが本当に熱い!びっくりである。水が流れっぱなしのホースが突っ込んであるが、これを上手く使わなければ江戸っ子ではない私には足を浸けていられない。
 手前に見える青いホースがポイント

さて、暖まったところで熱海に向かう。
熱川〜熱海間も行き同様、普通列車ながらリゾート21を使用した電車に乗る。快適。快適。

17時にはホテルに着き、チェックインを済ませたら夕食である。ホテルの夕食はコストパフォーマンスが良くなさそうなので、外食とした。
ネット等で調査し、そこそこ上手そうな店を探していた(はず)のでそこへ向かう。
う〜ん。結果からすると、この店はずれであった。知り合いに勧めることはないだろう。
写真も撮らなかった。個人的趣味の範囲もあるであろうから、あえて店名は「○○はし」としておこう。
夕食後、熱海銀座界隈をうろうろしていると、子供のころ見たようなディスプレイの喫茶店が目に入る。ショーウィンドウには、美味しそうなフルーパフェやプリンアラモード。
夕食に満足できなかった我々は、即入店したことはいうまでもない。
自家製プリンとフルーツで作られたプリンアラモードは最高であった。あまりの感激に食べる前に写真を撮ることを忘れてしまった。
 途中で気づいてパシャ!

そして、温泉といえば「スマートボール」である。なぜこの遊びをスマートボールというのかはよく知らないが、どこの温泉に行っても必ず古ぼけた店構えにやはり古ぼけたおじさん・おばさんがやっているお店を見かけるものだ。
 意外とはやっていたスマートボール屋

ホテルに帰ると、歩いて疲れた体を癒しに温泉へ向かう。
熱海の温泉は、言ってみれば温泉らしくない。ぬるぬる感というのであろうか、ああいうのが殆ど感じられない。まあ、温泉にも色々あるのだろう。しかし効能はちゃんとあるらしいので、夜風呂、朝風呂と入ったのであった。


部屋は、海が目の前の8階だ。ガイドブックには100万ドルの夜景と書いてあるが、どう見積もっても5000円がいいところだ。ここにもインフレの影響がでているのか・・・・・・。
夜景を写真に撮ったのだが、腕が悪く上手く写っていない。いやそうではない、やはりインフレ100万ドルでは光量不足なのだ!

10月14日(火)
昨日は夜景撮影に失敗したので、朝の風景を普通に撮ってみた。初島が見えていたのだが、腕の悪いカメラマンなので光の中に消えてしまった。


熱海と言えば尾崎紅葉の「金色夜叉」である。そこで、朝食後にホテルから数分の所にある「お宮の松」を見に行った。
その後海岸を散歩する。連休明けの平日とあって静かで気持ちがいい。
 

散歩の後、一っ風呂あびてホテルをチェックアウト。
熱海駅までの途中、やはり温泉といえば「温泉まんじゅう」を買って帰らねばということになり、職場と自宅へお土産のお饅頭を買った。
諒と舞佳はまんじゅう屋のおばさんに饅頭の焼入れ(温泉マークを入れる作業)をさせてもらって、良い思い出になった。

ここから先は、行きほどイベントはないが、小田原からロマンスカーに乗る予定である。私も子供のころからの憧れのロマンスカーである。なんとレトロチックな響きの良いネーミングであろう。
小田原まで移動した我々は、小田原城へ寄り道をすることにする。
蛇足だが、私にとっての小田原のイメージとは、この町の人には申し訳ないが「小田原評定」である。その他特に思い当たらない。
ゆっくり場内の展示物を見ていたら雨が降ってきた。かさが1本しかなかったので、私と諒は駅まで袋をかぶって小走りで行く羽目になってしまった。


後は帰るだけである。お疲れ様でした。
小田原駅で、行きに買い損ねた大船軒の鯵の押し寿司を夕食用に購入し、満足満足。